|
|
ドイツ・レクイエムをやるにあたり思ったことがあります。
山下一史さんからよく聞くことですが、歌物をやるときには歌詞を理解することがとても重要です。全体的な意味をつかむと曲のイメージがよくわかります。
要所要所の言葉の意味も大切です。
作曲家がどの言葉に特別な意味を持たせたかったのか?言葉の意味を知って楽譜を見たり、音楽を聴くと、意味を知らないで聞いていたときに比べて理解が深まることは多いです。
ドイツ・レクイエムについては勉強始めたばかりですが、おもしろいです。
(例)
第一曲目の歌いだし。僕のCDの対訳はこうです。「悩みを抱くものたちは、しあわせである」
原語では「Selig sind , die da Leid tragen」
歌いだしの原語のSeligというのは「幸せ」という意味です。日本語の「悩み」とはまったく違いますよね。音楽を聴いた印象はいかにも幸福感が漂うように聞こえませんか?
日本語の対訳だけを見て、「悩み」の音色でここを演奏したら奇妙なことになるでしょうね。
作曲家は一語一語に対応した音楽をつけてはいませんが、言葉の意味にこだわって作っているところはかなり多いです。だから歌詞の勉強はおもしろいし、とても有効です。前回のバッハはラテン語だったのでけっこう難しかったのですが、今回はドイツ語。僕も学生時代に少しやったし、辞書もあります。歌詞の勉強をがんばります。
前半の4曲の歌詞を見て思いました。日本語としての意味はわかってもキリスト教的な意味はわからないな、と。
「義なる者たちの魂は神の御手にあり、苦しみがそれを襲うことはない」という対訳を見て日本語の意味はわかっても(といっても「義なる者」というのはよくわからないが)宗教的な意味はわかりません。キリスト教に詳しい人に解説をお願いできたらいいかも。
http://www.okesou.com/
|
|